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7月11日、安芸市民病院での「エキスパート患者会 講演会」において、アンケートを実施いたしました。
ご協力くださいました皆様、ありがとうございました。
多数お寄せいただいたご質問について、以下の通りまとめてみました。
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病気になってすぐに自分の思いを医療者に話せるかというと、それは難しいと思います。
相手が医療者ということに関わらず、信頼関係が築けなければ難しいと思います。
私の場合、医療者との対話の中で、病気や症状に関心を持ってくれているのだ感じられた時、聞いてみよう、相談してみようと思います。
対話を繰り返していく中で医療者と患者との信頼関係は築かれていくのだと思います。
そのためにも、看護師さんによる医師と患者とのコミュニケーションのサポートが必要です。
また、声をかけてくれる以外でも、患者さんに同じ疾患を持つ患者を紹介するというのは、とても励みになるものです。
悩みの有る無しに関わらず、患者同士の輪を持つことは治療を継続していく上でとても重要だと思います。
糖尿病の患者さんへのアプローチについては、これまでの生活と将来の生活についてじっくりと話し、病気への理解を深めることが第一だと思います。
厳しく病気のメカニズムや合併症のことを話すだけでなく、明確な目的、前向きな動機付けと、生活行動パターンを修正するための具体的な対策を一緒に考える時間がどの位持てるのかが大切なのだと思います。
透析治療へ移行するというのは、医療者にとっては患者の命を救う行為であり、プラスな事なのかもしれません。
しかし、患者にとっては非常にショックの大きい宣告です。(そう言われるとわかっていたとしても)
自由を失うこと、落胆と諦め、自主的な治療に思えなくて「自分ではもうどう頑張っても仕方ない」と感じてしまうことがあるのです。
新たな目標について話し合える人や時間が必要でした。
別の治療に移るということの理解が大切なのだと思います。
理想としては、治療をしていく上で、定期的な外来の診察とは別に、いつでも小さなつまづきや悩みに対して明確に答えてくれる専門者(医療スタッフ)と実証者(経験を積んだ患者)をもったシステムが身近にあればと思います。
私たち患者会もそのようなシステムの一つになれればと思っています。
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患者会を通し、多くの方と出会えることは大きな励みとなります。
このたびの講演会も私達にとって大変良い経験となりました。
皆様からいただいたご意見、ご感想は今後の患者会の活動の参考にさせていただきます。
本当にありがとうございました。
ご意見、ご質問等ございましたらいつでもご連絡ください。
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