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青い花のイメージ 糖尿病・・・血糖コントロール

 

血糖コントロールをするには?

1. 自分の血糖値を知ろう

何かを実行して結果を出すためには、まず状態を知ることです。
血糖コントロールをするためには、自分の血糖値知ることが大切です。
血糖値を知ることは難しいことではありません。
血糖自己測定器が市販されており、24時間いつでもどこでも簡単に測ることが出来ます。
毎日歯を磨くように、日常の動作として血糖測定を習慣にするとよいでしょう。
1日3回食前と朝食・昼食の食後2時間後の1日5回計測し、ついでに何を食べたか、何をした後か書き留めておくと、重要な情報源になります。
記録してみると、自分の血糖値が何を食べたときに上がるのか、どんなときに上がるのか、また、下がるのか分かります。
1日の血糖の変動や傾向、食事や運動による血糖の変化を知ることは、血糖コントロールをする上で大いに役立ちます。

毎朝1回測るだけでも、継続すれば日々の変動が分かり大きな効果が得られます。
記録したものを診察のときに持っていくと、医師とも相談しやすくなり、より適切な診察を受けることが出来ます。

測定器の価格は、1万円〜2万円ぐらいです。
インスリン療法を行っている場合は、健康保険適用となります。

 

2. 食べることより食品に関心を持とう

多くの食品のパッケージにはカロリーや糖質など栄養成分が記載されています。
記載の無い食品でも、最近はインターネットで栄養成分を公開しているものもたくさんあります。
賞味期限を気にするように食品に載っている栄養成分を見てみてください。
意外なものに糖質が多かったり、カロリーが少ないわりに血糖値を上げやすかったりさまざまな発見があると思います。
糖尿病は、エネルギー(カロリー)が要らなくなる病気ではありません。
糖尿病の食事療法は、おいしいものが食べられないことでも、甘いものが一切食べられないことでもありません。
「ついつい」とか、「まぁいいか」と勘に頼って適当に食べるよりも、「どんなものにカロリーが多いのか、どれだけ糖質があるのだろう」と関心を向けながら食べていると、自然と栄養成分を覚えることが出来てきます。
するとだんだん安心して食べることが出来るようになり、食事を楽しむことが出来るようになります。
「推測」は当てになりません。病気を進行させるだけです。
普段食べている食品は、無数にあるわけではありません。
25〜50品目ぐらいです。
毎日繰り返していれば栄養成分を覚えることが出来ます。
糖尿病の食事療法の近道は、食に詳しくなることです。

 

3. からだを動かしてブドウ糖を消費しよう

糖尿病は、ゆっくりと進行する病気です。
インスリンの分泌は年に約4%ずつ減少するといわれています。
インスリンの働きを助けてあげるには、からだを動かすことです。
からだを動かすと、筋肉を使い、ブドウ糖をエネルギーとして消費出来るだけでなく、細胞がよりインスリンを取り込みやすい形になります。
自らの力でブドウ糖を減らし、血糖値の上昇を抑えることが出来るのです。

運動量には個人差があり、逆効果になったり、危険な場合もあります。
医師に相談し、やりやすい目標を立てて、少しずつ実行することです。
「毎日5分間○○する」というよりも、「駐車場では入り口から離れたところに停める」とか「テレビは何か作業をしながら見る」など日常の行動と組み合わせると始めやすく、続けやすいです。
成功体験の積み重ねが自信につながり、次へのやる気につながります。

 

4. 薬は量と時間を正しく飲もう

薬を処方し、効果を見るのは医師の仕事です。
薬を決まった時間に、決まった量飲み、結果を報告するのは患者の仕事です。
うっかり飲み忘れたこと、副作用で気になること、価格のことなど医師に話しておくことも大切です。

「効き目が実感できない」「飲むのが怖いから」と勝手に判断して、飲んだり飲まなかったりすることは、かえってからだを痛めつけてしまいます。

 

5. 自分自身が自分の主治医になろう

糖尿病は、毎日の生活に関わる病気です。
「知らない」「分からない」「面倒くさい」では、1日1日と病気を進行させてしまいます。
現在、どんな名医でも糖尿病を治すことは出来ません。
糖尿病の主治医は患者自身です。
自分のからだの状態、経過、変化を把握し、何を食べ、いつどんな運動をするのか決めるのは患者の役割です。
名医になる必要はありません。
たった一人の患者である自分自身の主治医になることです。
自分自身の主治医になって自分自身をコントロールするのです。

 

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