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青い花のイメージ 糖尿病…糖尿病の食事療法・3つのポイント

 

1.自分に合ったカロリーを摂る

糖尿病は、カロリーが要らなくなる病気ではありません。
1日に消費するカロリーは必要です。
ただ、肥満は合併症を起こす要因の一つです。
自分に合ったカロリーを計算してみましょう。

1日の必要カロリー=標準体重(s)×25〜30

標準体重とは、今現在の体重ではなく、身長から計算した基準となる体重のことです。
以下の式により求めることができます。

標準体重(s)=身長(m)×身長(m)×22

1日の必要カロリーは、標準体重(s)に25〜30を掛けて算出します。
あまり動かずカロリーを消費しない人の場合は下限の25から、運動量が多くカロリー消費の多い人は上限を30として自分に合った値を選びます。

 

2.栄養バランスよく食べる

糖尿病に限らず、私たち人間は、これさえ食べればよいといったものがありません。
私たちのからだは、いろいろな種類の食品からさまざまな栄養素を取り入むことによって保たれています。
「糖尿病の食事療法は、バランスのよい食事を摂りましょう」といわれます。
バランスのよい食事とは、いろいろな種類の食品をいろいろな食べ方で必要カロリー分摂ることです。
いきなり食事療法を始めるのが難しい場合、例えば昼食にお肉を食べたのであれば、夕食は魚の献立にするとか、昼食に油を使ったおかずを食べたのであれば、夕食はしゃぶしゃぶや刺身のような油を使わないおかずにするといったことから始める方法もあります。

 

3.1日3回、決まった時間にゆっくり食べる

朝食を抜くと、その分昼食や夕食の量が多くなったり、夕食後から次の食事までの空腹時間が長くなったりして、血糖コントロールが出来なくなってしまいます。
また、早く食べるほど血糖値も急激に上がります。
脳が満腹感を感じるまでには20分かかると言われます。
1日3回、食事にゆっくり時間をとることも治療につながるのです。
どうしても早食いが治らないという人は、食事の途中に何度かお箸を置いて休憩してみたり、口の中の食べ物を飲み込んでから次の一口を食べてみてください。
意外とゆっくり食べられます。

 

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青い花のイメージ 糖尿病:食事療法のコツ

食事は毎日のことです。
血糖コントロールはちょっとした心がけで違ってきます。

例えば…

1.腹持ちのよい食べ物を選ぶ。白米より玄米、ロールパンよりライ麦パンがよい。
2.揚げ物は出来るだけ避ける。天ぷらよりフライ、フライよりも素揚げにする。
3.お肉の脂身や皮は残す。ハムやウインナーも要注意。
4.乳製品は低脂肪、または無脂肪のものを選ぶ。
5.ドリンク類はノンシュガー、ノンカロリーのものを選ぶ。
6.お酒やお菓子の買い置きをしない。
7.何かつまみたいときのために野菜スティックやガムなど常備しておく。
8.お菓子は袋から食べない。
9.もったいないと思わずに残す勇気を持つ。おかずは大皿に盛らず、小皿に盛り付ける。
10.外食、市販のお弁当、ハンバーガーなどのジャンクフードと呼ばれるものは出来るだけ避ける。

などなど…

「ちょっと一口」「あと一口」だけだと思っても、その一口を食べるのと食べないのでは、明らかに違うのです。
1度の食事で一気に肥満になることはありません。
肥満もその一口の積み重ねなのです。

 

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